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シルバーの変色落としを比較しました!変色の理由やメンテナンス方法もお伝えします!

FASHION

2020.07.16

日頃着用しているシルバーアクセサリーの変色、とても気になりますよね?

時間とともに変化していくことがシルバーの魅力でもありますが、鏡のようにピカピカの状態を長く維持できれば嬉しいですよね!

こちらの記事では「シルバーの変色の原因」「日々のメンテナンス方法」「変色をクロスや重曹で落とした場合の仕上がりの違いを比較」についてお伝えします!


目次


 

シルバーは何で変色するの?変色は錆じゃないの?

シルバー製品を使用していると現れる変色。
錆と思われる方もいらっしゃると思いますが、シルバーは錆ない金属といわれているだけあって余程の高温で加熱しなければ錆びることはありません。

じゃあシルバーの変色って何?と思いますよね?
シルバーの変色は汗や脂、空気中に含まれる硫黄に反応して起こる硫化が原因のものが多いです。
汗のかきやすい夏場や硫黄の含まれる温泉では変色を起こしやすいので、メンテナンスが重要になります。

硫化以外に塩化による変色もあります。
こちらは硫化とは違いシルバークリーナーを使用しても落とすことができませんので注意が必要です。
塩化は塩素を含む漂白剤などによって変色を起こしますので、シルバーに近づけないようにしてください。

シルバーのメンテナンス方法

よく使用する
汗や脂で硫化するからすぐ変色するんじゃないの?と疑問を持たれると思いますが、使用頻度が高いほど皮膚や衣類との摩擦によって磨かれ、変色しにくくなります。

使用後は柔らかいクロスで汗や脂の汚れをふき取る
よく使用していたとしても、使用後に汚れを拭き取らなければ変色してしまいます。
シルバークロスや柔らかいクロスで汚れを拭き取るようにしましょう。

密閉袋にいれて保管する
シルバーは空気に触れることでも硫化しますので、使用頻度が少ない場合ほど密閉することができる袋や容器に入れて保管してください。

ネットでよく見る変色落としを実践!仕上がりの違いを比較しました!

同種のリングによる比較画像(左:未使用、右:メンテナンス無しで使用)

全くメンテナンスをしていないシルバーリングは、上の画像のように変色していきます。

このような状態ではあまりかっこいいとは思えないですよね・・・。

なので今回はシルバークロス、クリーナー、重曹を用いて、仕上がり具合の比較もしながら変色したリングを綺麗にしてきたいと思います!

3パターンの仕上がり具合を比較するためにリングをマスキングテープで3分割しました。

磨き箇所をパターン別に色分け

青:シルバークロスで拭く
黄:クリーナーを使用する
赤:重曹を使用する

それでは1つのリングで仕上がり具合の違いを比べていきます!

1.シルバークロスで拭く

クロスはAmazonで販売していたシルバークロスを購入しました。

シルバークロスでの磨き(左:磨き前、右、磨き後)

15分ほどクロスだけで磨いてみた結果、黒ずみはある程度綺麗にはなったのですが、傷が深い箇所は落としきれない印象です。

2.クリーナーを使用する

キクブライトというクリーナーを使用しました。
※現在は販売を中止しているようです。

クリーナー使用での磨き(左:磨き前、右:磨き後)

ティッシュにクリーナーをつけて変色した個所を磨き、新しいティッシュでクリーナーを引き取った後にクロスで磨きました。
細かい傷も無くなり非常に綺麗な仕上がりになりました。

磨き具合比較画像(左:重曹使用前、右:クリーナー使用後)

重曹使用前に磨く前と後を比較したところ見た目の違いは一目瞭然でした!

3.重曹を使用する

重曹は天然石などを痛める恐れがありますので、シルバー以外の素材が含まれている場合はお勧めしません。

準備するもの
  • 重曹
  • 耐熱性のある容器
  • アルミホイル
  • 熱湯

耐熱性の容器にアルミホイルを敷きます

アルミホイルにリングを置き重曹を入れます。
※他の箇所に重曹がかからないよう割りばしに吊るした状態で行いました。
重曹は綺麗にしたい箇所が隠れるほど入れました。

熱湯を注ぎます。
熱湯も綺麗にしたい箇所が浸かるくらい入れました。

お湯がぬるま湯になったころに取り出します。

取り出したリングは水で洗ったあと拭き取ります。

重曹での仕上がり(左:作業前、右:作業後)

重曹での方法はつけたまま放置でしたので作業としては非常に簡単でした!

仕上がりは黒ずみは落ちたが輝きがなく傷が目立つといった印象です。
※家にあるもののみで行った場合を考慮しているためシルバークロスは未使用です。

仕上がり具合の比較(左:クロス、右:クリーナー、上:重曹)

マスキングテープを外して仕上がりを比較してみたところ、輝きが無い重曹が目立つという結果になりました。

なので重曹箇所もシルバークロスで磨いてみることにしました。

重曹後クロス使用の仕上がり(手前:重曹、左:クロス、右クリーナー)

輝きのなかった重曹箇所もシルバークロスで磨くことで綺麗な仕上がりになりました!


結果

  1. シルバークロスで拭く

    綺麗にはなるが傷の状態によっては落としきれない黒ずみが残る。

  2. クリーナーを使用する

    黒ずみや細かな傷が無くなり綺麗な仕上がり。

  3. 重曹を使用する

    重曹を使用しただけでは輝きが出ないが、シルバークロスで磨くことで綺麗な仕上がりになる。


未使用品や磨き前のリングとの比較

残りのマスキングテープを外し、一番綺麗に仕上げることができたクリーナーで全体を磨いて比較していきます。

  • 未使用品との比較

    未使用品との比較画像(左:未使用、右:メンテナンス無しで使用)
  • 磨き前のリングとの比較

    磨き前のリングとの比較画像(左:磨き前、右:磨き後)

このように比べてみると新品同様の輝きを取り戻したのがわかりますね!

変色してしまったシルバーもこのように綺麗にすることができますが、定期的にメンテナンスを行うことで綺麗な状態を維持することができます。

頻繁に使用するものであればこそ綺麗な状態をキープするためにメンテナンスを心がけましょう!


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